思春期の子どもへのアドバイスは、ネタバレと同じかもしれない
2026/11/01
思春期の子どもが、珍しく話しかけてきた。
嬉しくて、つい「それはね」と口を挟む。
気づけば子どもは「もういい」と黙ってしまう。
そんな経験、ありませんか?
傾聴しよう。
そう思っているのに、どうしても口を出してしまう。
実は、私もそうでした。
■なぜ、親はつい口を挟んでしまうのか
思春期の子どもは、親になんか話すものか、と思うもの。
私もそうだった。
だからこそ、子どもが話しかけてきてくれると、親はとっても嬉しくなる。
スイッチが入って、つい自分が話そうとしてしまう。
でも、ちょっと想像してみてほしい。
昔話の桃太郎やかぐや姫を聞いているときに、「あー、その話知ってる」って言う子が入ってきたらどう思う?
「黙って聞いてて」と思わない?
つまり、子どもが相談してきたときにアドバイスしたり、口を挟んだりするのは、子どもにとってはネタバレを聞かされているようなものなのかもしれない。
「ただ話を聞いてよ」
「もう、なんなら黙ってて」
「もう話したくない」
そんな気持ちにさせてしまうのかもしれない。
■かける言葉がなかった日のこと
ある日、子どもがとても落ち込んだことがあった。
私も、かける言葉がなかった。
かける言葉がなかった、というのが真実。
だから、ただただ黙って話を聞いた。
隣にいて、うなずいて。
ぽつりぽつりと話が始まり、そして終わっていった。
鼻をすすりながら、涙を流しながら、一緒に聞いていた。
その日はそれで終わり。
ただただ話を聞いて終わった。
でも、その時から、子どもが少し心を開いてくれた気がする。
ところがその後、子どもが何か話してきても、やっぱり口を挟みたくなる自分がいる。
あの時は、ただかける言葉がなかったから黙っていただけだったんだなー。
それで、頑張って口を挟むのを我慢してみた。
コーチングを学んだんだから。
心の中で「傾聴、傾聴」と唱えながら。
そう。唱えないと、それはできなかった。
一生懸命、口を挟まないように我慢をして、我慢をして。
逆に言うと、いかに自分が口を出そうとしていたのか、すごくよくわかった。
■子どもが話しかけてきたら、それは「黙る」チャンス
思春期の子どもが「話を聞いてほしい」なんて、まず思わない。
だから、「話を聞いて」とやってきた時は大チャンス。
ひとつめは、子どもが話しかけてきたら、心の中で「聞くチャンスだ」と切り替えること。
ふたつめは、口を挟みたくなったら、合言葉を唱えること。
私の場合は「傾聴、傾聴」でした。
みっつめは、アドバイスは求められてからにすること。
それを繰り返すことで、子どもに
「親に何を言っても否定されないんだ」
「余計なことを言われないんだ」
と思ってもらえたら、だんだんと信頼関係ができてくるのかもしれない。
これが、思春期の子どもを持つ親の「傾聴」なのかもしれない、と今は考えている。
■うまく聴けなくて、当たり前
コーチングを学んだ私でさえ、唱えないと黙れなかった。
だから、うまくできなくて当たり前なんだよね。
子どもの話を聴けるようになる近道は、もしかしたら親自身が「否定されずに話を聴いてもらう」体験をすることなのかもしれません。
子育てのモヤモヤ、誰かにただ聴いてもらいたいときは、コーチングの無料相談をご利用ください。
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